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アースデイフォーラムブックレット〈2001〉
アースデイフォーラムブックレット〈2001〉
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■Amazonエディターレビュー
   フォーラムのテーマは「EARTH」「ECONOMY」「IT」「CULTURE」の4つ。この順に各2名の話者が登場し、坂本龍一を進行役にして対談が進められている。いずれも巨視的な視点から、地球や自然、生命活動などを深く問う内容になっている。

   その最たるものが、宇宙飛行士毛利衛と登山家野口健の対談である。坂本は2人に、客観的に見た地球の姿を問うている。宇宙に行った毛利は、地表に見られる環境変化の痕跡や地球の超然とした様子などを、エベレストに登った野口は、山頂のゴミ問題や環境保護の大切さを語っていて非常に興味深い。2人の意見は微妙にずれているが、極地に至るアプローチの違いからくるものかと想像も膨らむ。

   2つ目は経済評論家・学者の森野栄一と西部忠。地域通貨のイデオローグとして注目の2人だ。マネー経済やグローバル経済を代替・補完する地域通貨は、経済活動と環境問題を客観視する概念であるが、ここではもう少し幅広く、お金で自然を操れると考える傲慢さや、消費者としての環境保護運動などが論じられている。

   続いてマイクロソフト社の古川享とNPOエコロジーオンライン代表上岡裕というユニークな顔合わせで「ITが地球を救う?」が語られ、最後は作家の村上龍と坂本の対談で締めくくりとなる。後半の2つは焦点がややぼやけているが、新しい技術や理念、倫理などを、個人の運動や生活でどう体現していくかの示唆が得られよう。

   内容が概念的になったと坂本は反省するが、世界を「等身大」で見直す力を与えてくれるフォーラムの意義は大きい。(棚上 勉)


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