 | 実践的ゲリラマーケティング―小企業のための成功する広告戦術 4884970667 東急エージェンシー
■Amazonエディターレビュー 年々いくつものマーケティング手法が開発され注目を集めているが、多額の資金を必要とするものも多く、小企業にとっては高嶺の花になっているのが実状だろう。本書はそんな企業に、資金の代わりに知恵を使ったマーケティングの活用戦術を教えてくれている。著者は「ゲリラマーケティング」というシリーズで多くの著作を発表しているが、そこで一貫して唱えている「ゲリラビジネス」の真髄と具体的な広告戦術が、わかりやすい形にまとめられている。 第1〜8章の「マーケティングへのゲリラ的アプローチ」がその真髄に当たる部分である。ここで既存のマーケティング手法をいかに用いるかという小企業なりの方法論、心得、判断基準、注意点などを広範に論じ、かつ実際のプランの立て方をアドバイスしている。いわば「小企業のあるべき戦い方」がここに示されている。 以下、第9〜27章では具体的な広告戦術を紹介している。取り上げているのは、巡回訪問やテレフォンマーケティング、チラシ、パンフレットなどの「ミニメディア」、新聞や雑誌、ラジオ、テレビ、ダイレクトメールなどの「マスメディア」、ノベルティや無料セミナー、展示会、フェアなどの「ノンメディア」の3分野。たとえばラジオの有料スポットCMについての記述では、ラジオの特性や費用、局の選択、スポット回数などの分析に加え、メッセージやパーソナリティの話し方で差別化を図る戦術を紹介している。小企業にとって限られたマーケティングの機会を入念に選別し、確実に生かそうとするアプローチがここに示されている。実例も豊富で、多くのヒントが得られるはずだ。 なかには、「ゲリラ的」として取り上げるには疑問符のつくものもあるが、マーケティングを小企業ならではの形に再構成しようとする全体の内容は注目に値する。(棚上 勉) |
 | ゲリラ・マーケティングEX(エクセレンス)―起業家のためのゴールデンルール50 488497042X 東急エージェンシー出版部
■Amazonエディターレビュー マーケティング兼コンサルタント会社の社長を務める著者は「ゲリラ・ビジネス」の提唱者でもあり、「ゲリラ・マーケティング」という一連のシリーズで多数の著作をもっている。本書では「ゲリラ」の意味について特に触れられてはいないが、「幅広い調査やマーケティング関係のMBAは必要ない」と言うように、誰もがすぐに取り組めるようなマーケティングのアイデアが集められたものになっている。そのうちの50の法則が「ゴールデンルール」として、4つの章に分けて紹介されている。 第1章では、市場や見込み客をどうとらえるか、顧客との関係をいかに築くかなどについて、主に思考の面から啓発を行っている。第2章では、顧客が何にひかれるかを示しながら、マインドシェアを築くための効率のよいマーケティング法を唱えている。第3章では、スポットCM、ダイレクトメール、テレマーケティングなどで顧客をつかむ表現方法を具体的に示している。第4章では、「成功する行動の鉄則」としてさまざまな角度からマーケティングのノウハウを説いている。 マーケティングでは見込み客が直面する問題の解決を売れ、など全体的に意識改革をうながすような提言が多くなっている。これは、具体的なアプローチを求めている人にはやや物足りない言い回しでもある。ただ、今までもっていたマーケティングの考えに、攻撃的な思考をプラスしようという人には役立つだろう。(棚上 勉) |
 | 世界がもし100人の村だったら 4838713614 マガジンハウス |
 | ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1) 4001140349 岩波書店 |
 | ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則 4822740315 日経BP出版センター
■Amazonエディターレビュー 企業の使命として株主への利益還元がさけばれて久しい。しかし、ジョンソン・エンド・ジョンソンのように企業が奉仕する優先順位として1に顧客、2に社員、3に地域社会、最後にようやく株主という基本理念を掲げる企業がアメリカの経営者から尊敬を集めているのも事実だ。 本書は、アメリカの主要企業のCEOから採ったアンケートによって選び出された18社の歴史に対する6年間の調査から生み出されたレポート。企業を組織する人間が企業内に活力を生み出すのは、カネでは計れない動機づけにあるというシンプルな「真理」が、ライバル企業と比較された各社の資料、エピソードから浮き彫りにされる。著者の1人であるコリンズはコンサルティングも手がける大学教授であるためか、随所に抽象化された概念と企業が取るべき方策が図を合わせて示される。しかし、経営指南よりも、世界を代表する大企業の決断の歴史が斜め読みできる魅力の方が大きいだろう。(青木 明) |
 | 「ナルニア国ものがたり」全7冊セット 美装ケース入り 400204128X 岩波書店
■Amazonエディターレビュー 押入れやクローゼットを開けたとき、この向こう側に行ってみたいと、ふと思うことがある人。それは『ナルニア国ものがたり』をかつて夢中になって読んだ人にちがいない。第二次世界大戦中のイギリスの片田舎。ロンドンから疎開してきたピーター、スーザン、エドマンド、ルーシィの4人きょうだいが学者先生のお屋敷を探検するところから、この壮大な物語は始まる。衣装だんすにもぐりこんだルーシィが見つけたのは、雪が降り積もる別世界。白い魔女が支配するナルニア国。正義のライオン、アスランとともに、ナルニアを救う子どもたちの戦いが繰り広げられ、最後にナルニアは消え失せる。善悪の壮絶な戦いを通して深い歓びが呼び起こされ、読了後、ナルニアは確かに「あった」という感動と記憶が刻まれる迫真の空想物語。小学校4、5年以上とある通り、小学校低学年にはまだ少し早いかもしれないが、本棚に置いておくだけでもいい。読みたい、読みたい、いつかこれを自分で読むんだ。それもまた豊かな時間。ルーシィが衣装だんすにもぐりこんだときのように、人間の子どもがやって来るのを、ナルニアはいつも待っている。(平山イソラ) |
 | 機動戦士ガンダム C.D.A.若き彗星の肖像 (5) 4047137111 角川書店 |
 | ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則 4822242633 日経BP出版センター
■Amazonエディターレビュー 「『ビジョナリーカンパニー』は素晴らしい本だ。調査も素晴らしいし、文章も素晴らしい。でも、役に立たないんだ」。ジェームズ・C・コリンズは、マッキンゼーのビル・ミーハンにこう言われ、本書を執筆するに至った。????????,??§???????????≪??????????????? に登場した企業は最初から偉大だった。そうでない企業が偉大になるためにはどうすればいいのか…。本書はまさに、その点に答えている。 本書は、全米で100万部を超えた『ビジョナリーカンパニー』の続編である。だが、前著を読んでから本書を読んだ場合、本書に登場する「偉大な」企業があまりに地味なのに驚くかもしれない。厳正な定量、定性分析を経てフォーチュン500企業から選ばれた11社は、GEでもない、インテルでもない、P&Gでもない。アボット、サーキット・シティ、ファニーメイ、ジレット、キンバリー・クラーク、クローガー、ウェルズ・ファーゴ…顔ぶれだけをみればいかにも地味だが、株価を基準にしたこれらの企業の十数年にわたる業績は、GEやインテル、P&Gをもしのぐのである。 本書では、これらの偉大な企業11社に共通し、他の「飛躍したが持続しなかった」企業になかったさまざまな点を指摘していく。リーダーシップ、組織づくり、戦略、技術導入…、なかでも「第5水準の経営者」は、従来のリーダー像を覆すもので、目からうろこが落ちる。これによると、真に偉大なリーダーとは、アイアコッカでもウェルチでもない。マスコミに取り上げられ、華々しい印象のある経営者は、いわば「刈り取る人」であり、第5水準の経営者とは、いわば「種をまく人」のことなのである。種をまくリーダーは後継者を育て、自分が引退したあとも偉大な企業が持続するために見えない努力をする。結果として、彼らは株主に長期にわたって恩恵をもたらしているのである(事実、バフェットは11社のうちの何社かに投資していた)。 本書を読めば、企業を飛躍させる真のリーダーシップとは何か、企業の競争力を高める人材の質とは何かを考えさせられる。そして、経営とはやはり最後は「人」なのだと確認させられる。翻訳が突貫作業だったことをうかがわせるのは残念だが、エキサイティングで、得るところが多い。(土井英司) |
 | カスピアン王子のつのぶえ ナルニア国ものがたり (2) 4001140357 岩波書店 |
 | 朝びらき丸東の海へ ナルニア国ものがたり (3) 4001140365 岩波書店 |